年月と味わい

門西建築のモデルハウスも一年が経ちました。
出来たばかりの時は白々としていた壁や木も、徐々に味わいが出てきました。
まだ一年なので、ほんの少しですが(笑)
これから年季が入るにつれ、木の色も深みが増していくことでしょう。

世の中には、新品が一番良い状態の物が沢山あります。
けれど、紬や綿の織物、柔道や剣道そして空手の道着のように、最初はパリッとしていたものが着れば着るほど、そして洗えば洗うほど柔らかくなって自分の体に添うように着心地が良くなる物もあります。

そんなふうに、家も使うほど住む人に添う柔らかさと味わいが出てくる気がします。
時間と共に増していく、家のやわらかさや味わいがもたらしてくれる変化を楽しみながら暮らしたいと思います。

前の記事

土の壁×紙の壁

次の記事

天然ミスト