職人の技術が宿る工房

11月に入り、澄んだ秋空と涼しい風が心地よい今日この頃。

門西建築では現在、掛川のお客様宅の柱や梁の手刻みを行っています。

手刻みの作業を行う工房は、モデルハウスから300m程度離れた田園の中にあります。

工房の大きなドアを開けると手刻みスペースを設けてあります。

私たちが木を手刻みで加工する理由、それは曲がりや癖など一本一本それぞれ違う木を見極めながら行うことによって木の個性を生かせること、

そして仕口や継手の複雑な加工も可能になるからです。

もちろん工場でプレカットするよりも圧倒的に時間はかかります。

工場のように合理的に大量生産することもできません。

けれど工場で加工することによって短縮できる時間に代えがたい価値がこの作業にはあるのです。

出来上がりの見た目だけでなく、見えない部分にもこの手間をかけることで長い年月の丈夫さを生み出すのです。

ですから木の良さを最大限に生かすにはとっても大切な工程です。

工房からは静けさの中に生きる音が聞こえてくる時間でもあります。

職人の手によって生み出される偽りのない「自然なカタチ」。

これも私たちができる「いい家のため」のこだわりです。

お時間があるときにでも工房へ遊びに来てください。

木の香りがする自然が豊かな場所です。


〈下山梨の工房〉
住所:袋井市下山梨833-1
ハロー保育園北西の位置

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