軒の必要性
春爛漫。満開の桜がきれいですね♪
屋根の建物外に張り出している部分が「軒」と呼ばれるところなのですが、
(近年この「軒」が無い家を多く見かけるようになりました。)
軒は、建物にとってどんな存在なのでしょうか。
静岡県の年間降雨日はおよそ105日。
一年を通して考えると、雨の日は意外と多いですね!
そんな雨の日も、軒があれば外壁はぬれにくくなります。
基本的に木は湿気に弱いものですから、木でできている木造住宅を長く良い状態に保つためにはある程度雨から建物を守る必要があり、その役目を軒が果たしてくれるのです。
また、雨が降っていても窓を開けて外気を取り込むことができます。
そして雨だけでなく、日差しを室内に取り込むのにもこの軒が役立っています。
夏の強い直射日光を軒が遮ってくれ、冬は日射角が低いため、室内に日射しを取り込むことができます。
人が建物の中で快適に暮らすため、またその建物を守るためにも、軒は大事な存在だと考えています。