地元の木で家を建てる。

建物を形づくる木は、その香りや温かみのある質感が心を癒し、室内の湿度も調節してくれます。材料として用いている杉やヒノキは、地元天竜材を使用しています。

80年前に植えられた天竜材。時間をかけてゆっくりと成長し、目が詰まって粘り強さがあり、高強度で加工しやすい木材です。

1本の木が建材としてなるまでに木を育てる山の職人、木を製材する職人、家を建てる大工…、職人の手から手へ受け継がれていきます。

門西建築では地元の製材会社である森町の(有)アマノで自然乾燥・製材されたものを仕入れ、工房で加工していきます。

木そのものが良質なだけでなく、半年間にわたって天然乾燥する工程はとても重要です。

天然乾燥は木に与えるストレスが少ないため、時間の経過とともに木の色合いが味わい深く変化していきます。

自然の理にかなった方法で天然乾燥していくことで、「木」本来の特性を最大限に生かることができるのです。

家の中は、木との相乗効果でさらなる調湿性を発揮してくれる土や漆喰の壁を用います。
特に、漆喰は消石炭を原料としているため、室内の消臭作用や殺菌作用も期待できます。

また、古紙を再生した断熱材・セルロースファイバーを採用し、高い断熱性と調湿性が建物の寿命を伸ばすとともに、省エネで快適な住まいを実現します。

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