袋井市のリフォームなら門西建築【平屋住宅をリフォームレポート③】

シロアリ処理

50年前の建物となると、材料の反りやねじれもあり、床の水平も真っ直ぐではありませんので全て取り替える工事をしました。床下の大引き(おおびき)や根太(ねだ)と呼ばれる部分を全て撤去し、新しい材料に取り換え、さらに地面から近い束には木製ではなく鋼製の物にしました。
また、床下には直接土がみえていましたので、湿気が上がる心配もあります。湿気があるとカビの原因にもなり、シロアリが育ちやすい環境。なにより奥様が虫の発生を気にされていたため除湿のビニールシートを敷き、コンクリートを打設しました。
それだけでもシロアリ対策にはなりますが、一部シロアリ被害がみられた箇所もあったことから安全性が高く、持続性のあるホウ酸で防蟻工事をしました。

断熱工事

20年程前に増築された部分には断熱材が入っていましたが、当時の断熱材は薄くて断熱性の低いもので、これでは寒いだろうなと思いました。ただ、既存部分の建物内は土壁が使われていたため、土壁の調湿性・蓄熱性をいかすため土壁の内側にウッドファイバーと呼ばれる“間伐材”でできた断熱材を充填。これも調湿性があり既存の土壁とウッドファイバーで2重の効果が期待できます。
屋根にはセルロースファイバーとよばれる“新聞紙”が原料の断熱材を吹き込みました。これは弊社では新築時にも採用している、優れた断熱材です。
また床にはウッドファイバーを敷き、杉面材の下地材を張ることで断熱性と気密性を確保しました。

耐震補強

間取りを変更することで柱や壁が邪魔になること、また新たに別の壁や梁が必要になるリフォームがあります。ただ、それは人間でいうと大きな外科手術のようなもので、予算も相応に発生してきます。
今回はそういった大胆な外科手術的なことは避ける間取りにし、予算の中で工夫しながら知識と技術を用いました。必要な部分には耐震補強として基礎コンクリートを新たに設け、耐力壁として壁倍率を高めることで将来の安心・安全性を担保する工事をしました。

 

浜松市東区中里町のリフォーム物件:YouTube

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